・iOSやmacOSの中核部分であるシステムカーネルの「XNU」に2種類の深刻な脆弱性が発見された、と米セキュリティ企業が公表した

・Apple製OSの中核部分である「XNU」と呼ばれるシステムカーネルに2つの深刻な脆弱性が見つかり、1つは攻撃者がネットワーク経由で悪意あるIPパケットを送り込むことで不正なコードが実行され、端末を乗っ取られる危険性が生じるもの。

・もう一つの脆弱性は、ネットワーク経由でファイルにアクセスする際に使用されるNFS(Network File System)の問題で、macOSのディスク上のファイルに勝手にアクセスして読み取りや書き換え、消去ができてしまうというもの

・最新版のiOS12やmacOS Mojaveで既に対策されているが、iOS12をインストールしているiOS端末は10月29日時点で60%。残りの40%は深刻な脆弱性を持ったまま動作しているということになる。