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https://iphone-mania.jp/news-202111/
2018年2月5日 22時59分
Apple創業者のウォズニアック氏、iPhone Xの電源ボタンへの苛立ちを語る


iPhone Xは発売日に買わない、とiPhone Xに対して懐疑的な態度を示していたApple共
同設立者のスティーブ・ウォズニアック氏は、スウェーデンで催されたイベントで登壇
し、iPhone Xの電源ボタンに悩まされていることを打ち明けました。


買わなかったのでクックCEOから送られてきたiPhone X

ウォズニアック氏はiPhone Xが発表された当初、iPhone Xは歴代iPhoneの中で発売日に
買わない最初のモデルになるとの発言をしたことで話題になりました。
発売日に買わない理由は、iPhone Xの顔認識技術の完成度に対する懐疑心だったと伝
えられています。
ウォズニアック氏が買わないというので、Appleのティム・クック最高経営責任者
(CEO)は直々に同氏にiPhone Xを送ったといわれています。
そして、昨年12月イベントに登壇した際には、「たぶん好きだと思う」とiPhone Xに
対する比較的ポジティブなコメントを残しました。


iPhone Xの電源ボタンはAppleのデザイン哲学に反する?

スウェーデン・ストックホルムで開催された北欧ビジネスフォーラム(the Nordic
Business Forum)のスピーチでウォズニアック氏は、iPhone Xに対する考えが2017年末
とは異なることを明らかにしました。
ウォズニアック氏は、いつも基本的に幸せな状態であると自身について肯定的に語った
あと、実は最近悩まされていることがあると告白します。それが、iPhone Xの電源ボタ
ンだというのです。
「(iPhone Xの)電源ボタンは素早く押したとき、二度押したとき、三度目に押したとき
に別々のことが起こる」とウォズニアック氏は語ります。
ウォズニアック氏は、初代Appleコンピュータの一つであるLisaを引き合いに出し、
「ものは簡単で理解しやすく、直接的なほうがいい」と、直感的なユーザーインターフ
ェースの優位性を強調しました。
同氏はiPhone XがAppleの中核となる原則?直感性、簡潔さ、そしてモードレスであるこ
と(ユーザーインターフェースにモードがない状態で、モードに応じて振る舞いに変化
がないことを指す)に反していると考えているようです。
ウォズニアック氏は、壇上でiPhone Xのインターフェースに対する苛立ちを繰り返し表
現しました。
ボリュームボタンを押すと他のことが起こる。そしてボリュームボタンを押しっぱなしに
するとまた別の何かが起こる。なんなんだこれは!