4Sで初めてiPhoneと出会ってずっと驚きと感動の連続だった。賛否が分かれた6に関しても美しいRetinaディスプレイに高速LTE、Touch IDでほとんど全ての認証をクリアしてしまう爽快感に胸を躍らせた。

けれど、今回手にしたAppleのフラッグシップiPhoneにはどうもそれが感じられない。何故なんだろうと考えた。
ハードには先進の技術が濃縮されているというのに、それが活かしきれないうちにリリースしてしまった感がいなめない。かつてはもっと醸成され、そして洗練され、iOSとの親和性も最高の状態でリリースされてきたように思う。

今回は、少し急ぎ過ぎた気がする。リリースは来年でも良かったから、練りに練った状態でディベロッパー達にも追いつくスピードでリリースしても良かったんじゃないかと思う。

やはりプロトタイプ的な位置付けなんだろね。それでも、こうしてAppleの未来を占う新製品に触れられる喜びがあるのは確かだから、この先の進化に期待したい、俺にとってのiPhone Xはそういう端末だ。