18歳〜34歳未婚者の「異性との性交渉の経験がない人」のデータを紹介
経験がない人は男性が42.0%、女性が44.2%という驚愕の結果となった
少子化の最大原因は低所得ではなく、異性への興味ではないかと筆者は述べた

「未婚男性の10人に7人は彼女がいない」は本当か?

日本人男性の精子は減っていない?
「テレビの前では言いにくいが、一般に日本人男性の精子の数が、親世代の半分ぐらいになっているといわれている」
10月18日の国会で、日本維新の会の松浪健太議員が、塩崎恭久厚生労働相に見解を求めた。これに対して、
塩崎大臣は「日本人の精子の濃度が下がっているということだが、日本では2001(平成13)〜2003(平成15)年度にかけて
男性の生殖機能に関する疫学調査研究をした。日本人の精子が減少している傾向は認められない、と指摘されている」と答弁した。

どうやら、松浪議員はTTP(環太平洋戦略的経済連携協定)で増加が見込まれている輸入食品の安全性ついての質問の
“枕”として、この質問を行ったようだ。今や少子化の原因は食の安全にまで関連しているのか。
2015年国勢調査の結果によると、日本の総人口は1920年の調査開始以来、初めての減少となった。特に、昭和20年代には
40%近かった15歳未満の人口割合は12.7%にまで低下、少子化の現状が浮き彫りになっている。
なぜ、少子化が進んでいるのか。その要因として、非正規雇用の増加などにより、若い世代の所得が
伸び悩んでいることが挙げられる。若い世代が、低所得により結婚もままならず、子供の養育費を負担できない状況が
少子化の要因として多く指摘されている。しかし、本当にそうなのだろうか。所得が低いことだけが、少子化の原因なのか。

リーマンショックが禁欲の引き金か?
ここに驚愕のデータがある。18歳から34歳の未婚者のうち「異性との性交渉の経験がない人」が男性で42.0%、
女性で44.2%もいるというのだ。この調査は、国立社会保障・人口問題研究所が実施した「第15回出生動向基本調査」。
5年ごとに実施されており、今回、独身者に対しては調査票1万1442票を配布、有効票数は8754 票で有効回収率は
76.5%だった。その内容はグラフの通り。

これを見ると、日本人は異性に対する興味を失ってしまったのではないか、それが少子化の原因なのではないか、とすら思えてしまう。
同調査では、結婚に対する意思や交際相手についても調査が行われているが、結婚に対する意思では、未婚者のうち、
「一生結婚するつもりはない」と答えた人の割合は男性で12.0%と初めて2ケタ台に、女性で8.0%に上っている。
また、未婚男性のうち、「交際している異性はいない」と回答した人の割合は男性69.8%(2010年61.4%)、
女性59.1%(同49.5%)と急速に増加している。未婚男性の10人に7人には彼女がなく、10人に1人は一生結婚するつもりがないというのだ。
やはり、少子化の最大原因は若い世代の低所得にあるのではなく、異性に対する興味を失ったことか、
動物的な生存本能の低下にあるのではないか、と疑いたくなってしまう。

ところが、この未経験の未婚者のデータを見ていると、2005年を境にして未経験率が増加に転じ、その後年々未経験率が
増加していることが分かる。確かに、未経験率が増加を示した2010年からはリーマンショック後の就職氷河期を迎え、
この時期から非正規雇用者が急増し始めるのだ。やはり、これが若い世代の異性に対する興味の喪失か、
“禁欲”の引き金になっているのだろうか。

http://blogos.com/article/201652/






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