Yahoo!ニュースより

人のこころを救う歌唱力

 2016年年末、フリージャズ専門の名店荻窪ベルベットサンで、若田部昌澄(早稲田大学教授)、安達誠司(エコノミスト)、山形浩生(評論家)ら、著名な「リフレ派」の面々を前にして、若き歌手が絶唱を繰り広げた。

 鈴木花純(かすみ)、二十二歳。ミスコンに出てもおかしくない整った顔立ちと黒目勝ちの大きな瞳、流れる黒髪。
地味といっていいくらいのワンピースで華奢な体をつつみ、だがその歌声は、その場にいたリフレ派や満員の観客を、ぐいぐいその世界観にひきこむ迫力に満ちたものだ。
偶然に、機材のトラブルで伴奏が絶えた中でも、鈴木花純は動揺することなく、アカペラで持ち歌の「ゆきか」を歌いきる。まさに絶唱だ。
その見事さは、パフォーマンス終了後、経済評論の世界では手ごわいリフレ派の面々が、彼女のCDを買い求めたことでも明らかだ。
以下、
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170119-00184560-newsweek-int