クシャルダオラ「下弦の伍はまだ来ていない」

ピカァァ!!!ゴロゴロゴロォォォ……………(突如、謎の禍々しい緑色の稲光と落雷と共に大きな雷鳴が辺り一帯に轟き響く)

クシャルダオラ「…うッ!?(動揺)」
クシャルダオラ 「雷!!あのお方の力か!!」

ライゼクス「頭を垂れて蹲え。平伏せよ」

全モンスターの王ライゼクスがついにその姿を現す。そして彼の力によって全員が強制的に跪かされる

クシャルダオラ「ライゼクス様だ…ライゼクス様の声」
紫毒姫リオレイア「も、申し訳ございません。お姿が全くお見えになりませんでしたので…」
ライゼクス「誰が喋って良いと言った?貴様共の下らぬ意思で物を言うな。私に聞かれたことのみ答えよ」
ライゼクス「ナナ・テスカトリが殺された。下弦の伍だ」
ライゼクス「私が問いたいのは1つのみ。『何故に下弦の竜はそれ程まで弱いのか』」
ライゼクス「十二竜月に数えられたからと言って終わりではない。そこから始まりだ。より人を喰らいより強くなり私の役に立つための始まり。ここ百年余り十二竜月の上弦は顔ぶれが変わらない。竜狩りの柱(ハンター)共を葬ってきたのは常に上弦の竜達だ。しかし下弦はどうか?何度入れ替わった?」
クシャルダオラ「(そんなことを俺達に言われても…)」
ライゼクス「"そんなことを俺達に言われても"何だ?言ってみろ」
クシャルダオラ「!?」
クシャルダオラ「思考が読めるのか?まずい…」
ライゼクス「何がまずい?言ってみろ」

するとクシャルダオラの心臓と脳が、ライゼクスが放っているのか、謎の見えない力によって鷲掴みにされて握り潰されようとしていた

クシャルダオラ「お許し下さいませ、ライゼクス様どうか。どうか御慈悲を!」
クシャルダオラ「申し訳ありません。申し訳ありません。申し訳…」
クシャルダオラ「ギャッ(心臓と脳を同時に握り潰されて死亡)」

ラージャン「なんでこんな事に殺されるのか?折角十二竜月になれたのに」
ラージャン「なぜだ…なぜだ…なぜだ…俺はこれからもっと…もっと…」
ライゼクス「私よりも竜狩りの方が怖いか」
紫毒姫リオレイア「!!」
紫毒姫リオレイア「…いいえ!!」
ライゼクス「お前はいつも竜狩りの柱と遭遇した場合逃亡しようと思っているな。」
紫毒姫リオレイア「いいえ、思っていません!!私は貴方様のために命をかけて戦います」
ライゼクス「…」
ライゼクス「お前は私が言うことを否定するのか?」
ピカァァ!ドォォォォン!ゴロゴロゴロォォォォォォォォ…………紫毒姫リオレイア「(突如天から雷が直撃して死亡する)」ジュゥゥゥシュゥゥゥゥ……………………

ラージャン「だめだ。お終いだ」
ラージャン「思考は読まれ、肯定しても否定しても殺される。戦って勝てるはずもない」
ラージャン「逃げるしかない!!」ダッ
オオナズチ「愚かだなぁ」