みなさんはルームサービスのアイルーのことを知っていますか?
ええ、もちろん知っているでしょう。
オトモダチ探検隊を派遣したり環境生物を配置したりするためのNPC、モブキャラ。
誰もがそう答えますよね。
しかし彼の普段の生活をあなたは考えたことがあるでしょうか。
誰も気にも留めないこの悲しき存在の苦悩について少し考えてみたので一読してくれるとありがたいです…

彼の仕事はルームサービス。
担当の部屋で様々なサービスを提供してくれる存在。
多くの人はオトモダチ探検隊を派遣するためにクエストの合間を縫って彼に会いに行く、ただそれだけだろう。
しかし我々ハンターが帰ってくるまで彼は何をしているのだろう。
一通り仕事をこなし一日を終えても自分で整えた皺一つないベットで眠ることは決してない。冷たい床で丸くなって眠るのだろうか。そんな夜を彼はいくつ明かしただろう…
そしてそんな彼の苦労は枚挙にいとまがない。
掃除や物品の整備、その他にも色々な仕事をこなしているだろうが一番の苦労は私達ハンターが放す環境生物の世話だろう。
餌を与え糞尿を掃除する。
ハンターは彼の苦労をいざ知らずか餌を撒きちらしフンコロガシは糞を撒き散らすわシビレガスガエルは痺れる危険なガスを噴出するわで彼の苦労を考えるだけで胸が締め付けられるようだ…
いつまでも彼は孤独にこの一室で仕事を淡々とこなし続ける。
しかし、こんなにもハンターに尽くしている彼がオトモアイルーと同等になれる時は決して訪れないのだ。
活躍したご褒美と日に日にオトモアイルーは煌びやかで可愛らしい服装になっていくのに自分はみすぼらしい半袖のインナーだけ…
誰にも褒められず愛されない。
それを知りながら彼はどんな心境で親しく話す彼らを送り出すのだろうか、あなたは彼の気持ちを考えたことはあるだろうか。
どんな扱いを受けても部屋に帰ると旦那様と相も変わらず健気に応えてくれるのだ…
なんて悲しい存在なのだ……
それなのに何故、
何故この過酷な労働環境にも関わらず彼はそこでルームサービスをやり続けるのか。
それはたった一つのシンプルな答え…
そう、あなたへの愛だ。
周りのどのアイルーを見ても仲間と楽しそうに仕事をしている、にも関わらず何故、孤独にそこに居続けるのか。
ひとえにあなたへの愛。それしかないのだ。
あなたがオトモダチ探検隊を派遣しに来る僅かなひと時…そのひと時だけのために彼はそこでルームサービスをしているのだ…
そのひと時でさえどんなに辛くても弱音も不満も決して吐かない、我々に心労をかけまいとかわいらしいウインクで私たちに励ましの言葉をかけてくれる…だが彼はひたすら孤独に戦っているのだ…

なんて……なんて悲しい生き物………
だから
だからあなたの相棒はオトモだけではないということだけでも是非、心のどこかに留めておいてほしい…
そして彼に寄り添ってあげてください…一人きりの夜はもう十分でしょう…
そして開発者の皆様、DLCでも良いです…
彼に煌びやかな服を着せてあげてください…