三角様の白い衣服の下にある秘められたもう一つの大鉈
もし俺が気持ち良くさせて寸止めしたらどうなるのか妄想してみる
まるで洪水とそれを止められない防波堤のように
真っ赤な果実の先端から弾丸のように白く熱い飛沫が発射される
白濁した液体が壁やロッカーに勢いよく飛び散る
鯖は恐怖のあまり発電機を爆発させ我先にと走り出し窓枠は渋滞し喧噪となる
飛んで行った鴉も戻ってこない 真の脅威が存在していると警戒しているからだ
そのまま通電する事なく永遠を思わせる時間が流れてゆく
腹を空かせたままのエンティティは苛つき強制的にコラプスを発動させた
マップの隅っこでしゃがんだまま動かないモレル
陽動で無意味に小石を投げ続けるアダム
地下で自分が最後の一人になるのをひたすら待つビル爺
トーテムを壊す事で不安を誤魔化すナンシー
誰もが誰かがゲートを触ってくれることを願っていて、同時に三角頭に見つかりたくなかった
三角様は満足そうに着衣を整えた ほら、今日も全滅だ