中国共産党中央宣伝部は、2021年6月1日までに中国国内でサービスが提供されている全てのオンラインゲームに「国家実名認証システム」を導入する事を義務化すると発表した

2021年6月1日より、中国のオンラインゲーム運営企業は、政府の実名認証システムで認証を受けていないユーザーにサービスを提供することが禁止される。

この実名認証はこれまでの中国オンラインサービスの身分証明よりも厳格なものとなっており、顔写真付き身分証明書の提出や、身分証明書と本人両方が写った写真の提出、声紋認証等を求められるという。
なお、パスポートがあれば外国人でも登録が可能であるという。

既にこの認証システムは中国の一部のゲームやアプリに採用されている。

中国当局は表向きには青少年保護や不法資金流通対策、個人情報の保護等を掲げているものの、実質的にはゲームユーザーとゲーム会社の監視を強化したいという思惑があるとされている。

2020年に中国政府が「あつまれ どうぶつの森」を名指しで禁止した事からもわかるように、オンラインゲーム内で不穏な動きがあった際にすぐに身元を特定できるようにするのが中国当局の狙いだ。

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