一方で、競合のエレクトロニック・アーツは、「タイタンフォール」からスピンアウトしたバトルロワイヤルゲーム「Apex Legends」が、1週間で2500万人のユーザーを獲得する成功を収めている。
バトルロワイヤルのジャンルでは「フォートナイト」や「PUPG」が世界的人気を確立したが、アクティビジョン・ブリザードはこの分野に出遅れた。

アクティビジョン・ブリザードはMOBAジャンルのゲームでも苦戦している。
同社傘下のブリザード・エンターテイメントの「ヒーローズ・オブ・ザ・ストーム」の売上は、競合の「リーグ・オブ・レジェンズ」を大きく下回っている。

ゲーム業界では、コンテンツの重要な部分へのアクセスを無料提供するF2P(フリー・トゥ・プレイ)型の課金モデルが隆盛を誇っているが、
アクティビジョン・ブリザードの「オーバーウォッチ」はこのモデルには適合しない。

ただし、今回の決算発表を受けて、アクティビジョン・ブリザードの株価は上昇となった。
同社株は41.67ドルで決算発表当日の取引を終えたが、その後は43ドル付近まで上昇した。