東京都町田市の神奈川県編入を巡る4度目の住民投票が9日に行われ、10日に開票が行われた結果、反対が56%、賛成が42%、白票・無効票が2%で反対多数で否決となった。反対票が56%に達したのは過去最多で賛成票も過去最少となった。
住民投票を巡っては与党の自民党系、公明党、日本維新の会系、立憲民主党の一部の賛成で2017年年以来5年ぶりに実現した。
過去2002年は賛成が47%、08年は48%、17年は49.8%と増加していたが、今回の投票では大幅に減らした。反対はそれぞれ53%、52%、50.2%だった。なお過去3回は白票や無効票を除いている。
大阪都構想の住民投票同様、賛成多数の場合は可決、反対多数や同数の場合は否決という方式を採用している。
反対に投票した46歳の六代目山口組の組員の男性は「町田市は旧来東京都であるべき。神奈川県に編入しようものなら武力を持って阻止する」と話していた。