女子高校野球を題材にした漫画「花鈴のマウンド」が年内で連載を終了することが26日明らかになった。関係者によると「女子高校野球の普及に一定の役割を果たした」と判断したためらしい。
同漫画は女子硬式野球部に所属する主人公が「女の子だって夏の甲子園で野球がしたい」と甲子園への夢を追いかけるストーリーで、原作は日本女子プロ野球の創始者・角谷建耀知わかさ生活代表取締役社長が手掛けていた。
現在は新装版で7巻まで発売されており、8月には8巻と9巻が同時に発売される。原作を手掛ける角谷氏は「11〜12月にもう1、2巻出して連載を終了する予定。最後(決勝戦)まではたぶん書ききれないと思う」とコメントしている。
現実では第25回全国高等学校女子硬式野球選手権大会決勝を、男子の第103回全国高等学校野球選手権大会の休養日を利用して阪神甲子園球場で開催されることが決まっている。