「キューブリックとマクルーハン」浜野保樹

スタンリー・キューブリック監督の映画「2001年宇宙の旅」,
それに影響を受けたウィリアム・ギブソンの「ニュー・ロマンサー」,
マーシャル・マクルーハンの講義を受講したデイヴィッド・クローネンバーグ,
そのクローネンバーグが作った映画「ビデオドローム」の主人公の名前がマックス,
マクルーハンと「ニュー・ロマンサー」そして「ビデオ・ドローム」の影響を受けた「マックス・ヘッドルーム」,
マックス・ヘッドルームが登場するCMの監督が「ブレードランナー」のリドリー・スコット,
「ニュー・ロマンサー」はアップル・コンピュータのCMに触発されて執筆されたが,そのアップル・コンピュータのCMの監督がリドリー・スコット,
1984年の正月のスーパーボール放送時に一度だけ流されたそのCMの題名は「1984」,そこではビッグ・ブラザーがビッグ・ブルーというIBMの通称に引っかけられている,
ギブソンは「ブレードランナー」を映画館で観て「ニュー・ロマンサー」と似ていることに慌てて途中で映画館を出る,
リドリー・スコット監督の「エイリアン3」のシナリオをギブソンが書く(ボツになったが)

まさに、相寄る魂と言えよう。