新たに頭部や胴体発見=男性、死体損壊で捜査―静岡・奧浜名湖

時事通信 7月8日(金)16時1分配信

浜松市北区の奥浜名湖岸で人の右脚が発見された事件で、静岡県警は8日、
その後さらに切断された頭部や両腕のある胴体、左脚が湖で発見されたと発表した。

同一人物の部位とみられ、県警は死体損壊・遺棄事件として捜査を始めた。

 県警によると、遺体は子供ではない男性で、腐敗しており死後数日と推定される。目立った外傷や入れ墨などの特徴は確認されず、頭部や脚は人為的に切断されたとみられる。

衣服は身に着けておらず、発見現場周辺で身元につながる所持品も見つかっていない。

各部位が発見されたのは、東名高速浜名湖橋北側の水面で、奥浜名湖の約3キロ四方の範囲。8日午前6時20分ごろ、近所の住民が右脚を発見し、県警細江署に連絡。
その後、県警ヘリコプターや釣り人が相次いで各部位を見つけた。

右脚を発見した漁師の男性(59)によると、漁から戻ると波打ち際にカラスが群れており、のぞき込むと切断された太ももから爪先までの脚だった。男性は「真っ白くてマネキンかと思った。まさかこんなところで」と話した。