韓国軍にサイバー攻撃、軍情報が流出 北朝鮮の犯行か

ソウル=牧野愛博2016年12月6日20時17分

韓国軍は6日、外部から独立した軍内部専用ネットワークが今年8月から9月にかけてサイバー攻撃を受け、秘密資料を含む軍事情報が流出した事実を明らかにした。
攻撃の発信元の「IPアドレス」(ネット上の住所)などから、北朝鮮の犯行とみている。

韓国軍によれば、国防行政用と軍事作戦用に分かれた内部専用ネットワークのうち、国防用が攻撃を受けた。
ウイルス感染からコンピューターを保護する同じサーバーに、外部用ネットワークと内部用ネットワークが接続されていたため、外部用から内部用にウイルスが感染したという。
軍は、同じサーバーに外部・内部用の両方が接続されていた事情を調べている。(ソウル=牧野愛博)