東大、医科研教授らの論文1本を本調査へ 不正告発受け

2016年11月7日18時12分

東京大学は、捏造(ねつぞう)や改ざんを指摘する告発が寄せられた医科学研究所教授らの論文1本について、本格的に調べる必要があるとして、学外有識者を交えた調査委員会の設置を決めた。4日付。
原則として、30日以内に本調査を始め、開始から150日以内に調査結果を出す。

東大や文部科学省によると、告発は10月13日に大学が受理し、予備調査に入っていた。この論文が掲載された学術誌は11月1日、画像に誤りがあったとして論文の撤回を発表した。

東大では8〜9月にも、医学部の教授らが執筆した論文計22本に不正を指摘する告発があり、大学が調査委員会を設置して本調査に入っている。