最近ブクブクに太ってきた。300kgの巨漢だぜ。

くだらない人生の話だけどまーきーてくれや、 俺は親がだれだか知らないんだ、親なき子。幼少の頃は極貧で、ろくにピザも食えなかったんだ。

ただよー、よくわらんフランスのあんちゃんに雇われて、俺は一役子役スターになった。 フランスのあんちゃんは、一番早く俺の魅力に気がついた。今思うとあいつの選球眼はすごかったぜー。 あの頃は楽しかったぜ。ニューズウィークの一面飾ったときなんて有頂天。 俺を真似するやつまで現れた。あの頃は、俺たちまだ若かったんだよなぁ。

フランスのあんちゃんは、急に俺の前から姿を消した。 出会ったころは、痩せてたんだけど、いなくなる直前は今の俺みたいにブクブクに太ってた。 今考えると、儲かってきてすこし気が緩んでたのかもな。でも俺は恩義を忘れないよ。 彼がいなかったら今の俺はいないしな。

その後3年間は辛かったな。一発屋だっただけに、昔からいるバックの大きいライバルに非難された。 ただその時、ガリガリのアメリカ人が俺をつかって何かしようとしてたな、あれは何だったんだろう

ただよー、その後中国のねーちゃんに拾われた時はうれしかった。 ちょっと、バックがやくざっぽくて黒い匂いがしたけど、 世界から見捨てられてた俺を雇ってくれたんだ。理由はともかく嬉しかったぜ。 ただそのあと黒いバックが、急に俺を雇ったねーちゃんを連れ去ったんだ。 悲しかったぜ。折角、3年前の別れの傷も癒えてきたのによー。

だから俺は傷心故郷に戻ったんだ、そしたら故郷の人たち俺を温かく迎えてくれたんだぜ。 あれは嬉しかった。なんとビザパーティまでしてくれて俺を雇ってくれた。俺はその時頑張ったぜ、一生で一番頑張った時期かもしれない。弟もできた。故郷での頑張りを見て、なんと超大国アメリカからオファーが来た。あれは俺は本当に驚いた。とうとう、世界一の舞台で仕事ができる。あのときの俺の野心はすごかったぜ、アメリカンドリーム、世界征服してやると。

いざアメリカに飛びこんだ時、俺がフランスのあんちゃんに雇われてたころにでてきた真似芸人がやらしやがったんだ、写真の流出、スキャンダルだ。しかも祖国で。俺がなにかしたわけじゃね−のによー。そっから俺の人生は無茶苦茶だ。祖国からも冷たい目で見られて、雇ってくれる人も減っていった。中国ではひどいレバレッジで酷使もされた。体重も30kgまで落ちた。でもあの時、グレなかったのが今につながったのかなー。

...人の転機ってのはわからないもので、バックの大きいライバルが突如コケだしたんだ。流行りの病のせいらしい。 うだうだしていたらなんかよくわらん、米国のテック企業の社長が俺をベタボメして再び俺をステージに拾い上げたんだ。そこからはすごかったなー、世界中の企業が俺を雇い出した。輝いてた昔でも届かなかった一流金融企業からも俺にオファーを出してきた。世界一のエロサイトからのオファーにはちょっと困惑したがよ。

儲かりすぎていまじゃーもうピザデブ、体重300kgだ。医者にはこのままじゃ、1000kgになるからダイエットしろと言われてる。寿命宣告もされて俺はあと40年だそうだ。俺はしぶといぜ。