下記の二件に共通する点に注目してみた。
いずれも取引所で扱われていない暗号通貨で、発行主体の中心に近い人物が同じような時期に、一昨年ほど前の事件で逮捕されている。

4月30日、仮想通貨PGC(フィリピン・グローバル・コイン)を発行するJ-PGC(本社・フィリピン セブ島)の奥野高徳(オクノタカノリ)取締役が、一昨年の傷害容疑で警視庁に逮捕された。

3月29日、仮想通貨クローバーコインを発行する48ホールディングス株式会社(本社・札幌市)の花岡寛昭(ハナオカヒロアキ)取締役が、一昨年の税理士法違反の疑いで札幌中央署に逮捕された。

もう一つ共通するのは、これらの暗号通貨で金銭被害を主張するものがいることだ。

とすると、とりあえず事情聴取で外堀を埋めて、中心人物の詐欺を立件することもある。
ウソの説明で金銭を巻き上げる怪しげな暗号通貨が跋扈する今の世に、警鐘を鳴らす意味でぜひとも詐欺はつぶしてほしい。