控訴リスクもあるし、やっぱり他の企業は断っていたんだな



2月中旬、コインチェックの和田晃一良社長は、6月にヤフー社長に就任する川辺健太郎副社長兼最高執行責任者と顔を合わせていた。

IT企業であるYahooにとっては、仮想通貨業は元から興味関心の対象でした。
その内容からITとの親和性も高い。
しかし、訴訟リスクを抱え、かつ世評が下がっているコインチェックと提携することに躊躇。
コインチェックとの関わりをやめることになります。

この後、証券大手の大和証券にも和田社長はアクションを起こしますが、ネックになったのは訴訟リスクでした。
100億円超もの支出が発生することになりかねません。
とはいえ、金融庁は訴訟リスクを切り離した上での合併は認めませんでした。