9日9時30分時点のビットコイン(BTC)は1BTC=171万4813円で過去24時間比7.8%安となっている。
時価総額2位に返り咲いたイーサリアム(ETH)が1ETH=13万403円で同2.2%安、時価総額3位に後退したリップル(XRP)は
1XRP=278円で同26.2%安と急落している。
中国と韓国の規制当局が仮想通貨をめぐる投機的な動きやマイニング(採掘)について警戒を強めている他、米証券取引委員会(SEC)が
昨年末から新規仮想通貨公開(ICO)の一部取り締まりを開始したことなどを背景に嫌気売りが広がったとみられる。

 ただ、主要3通貨とも週間ベースではいまだ騰勢が続いており、
特にリップルは世界主要国の大手金融機関が国際送金に使用しようとする動きが加速していることから人気は根強い

 現在、日本と韓国の銀行がリップルを使った送金試験を行っている他、
世界的な国際商業送金サービス大手3−5社が18年から送金(支払い)に利用する計画があるという。
銀行がリップルに関心を持つのは、その送金決済の群を抜く速さだ。ビットコインは決済完了までに1時間、イーサリアムは2分超だが、リップルはわずか4秒と格段に速い。
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