「ああ、そんなのあったね(笑)」が、
荒木飛呂彦の設定を忘れたが故に発せられた迷言としてインターネット上に広まった理由である。

この迷言が広まるに至る土壌として、「ジョジョ」単行本21巻の作者のカバーコメントに「自慢じゃあないが、異常に記憶力が悪い」と明かしている事が根底にあるだろう。

実際、「ジョジョ」第1部に登場したウィル・A・ツェペリが「結婚もしなかったし家族ももたなかった」と発言したのに、第2部にその孫であるシーザー・アントニオ・ツェペリを登場させてしまい、記憶力が悪いと言われても仕方のないミスをしている
(この件は単行本収録時に台詞を「若い頃結婚していたが石仮面のために家族をすてた」と変更し、あとがきに「おとなはウソつきではないのです。まちがいをするだけなのです…」と謝罪した)。