暇だったのでつまらないことを考えてみた。

フェミニストが見た血の轍(田嶋陽子先生風)
地方の濃い血縁関係の中で自分を抑圧して暮らすかわいそうな母親静子。夫と息子の世話をすることしか役割のない静子は、まるで男社会で虐げられている我々女性の代表のようです。しかしあるきっかけで行った勇気あふれる行為から、静子の内面が変わり始めます。喜怒哀楽を表現し、夫にも自分の意見を言えるようになり、一人の自立した女性へと変身してゆきます。そして最後に、澱んだしがらみからの独立を高らかに宣言し、夫と息子から解放され新たな人生へ羽ばたいていくのでした。