そうなんです。僕はそれから狂ってね。 二話から全部原画チェックを取っちゃって、八話まで取りきりに取っちゃってね。
それで大塚さんはすっかりコンプレックスに陥りましてね。

ここらへん、富野御大と駿監督は似てるとこあるんだよな
こんなヒロイン相手にぞっこんになれるのか!って怒ったり、へこませてしまう
○○○舐めたくなるのか!ってのと一生この女のために頑張るっていう表現の違いこそあるがw

僕はやっぱりアニメーターなんですよ。 コナンがラナを抱え上げる時は“取りのように軽やかに” 持ち上げなければならないのに、大塚さんは理屈の人だから、 ヨイショって持ち上げてる。 あれは大塚さんの奥さんを持ち上げてるんだなんて悪口を言ったりしてね。
「ハイジ」で始めた、歩幅を狭くしてね、タッタッタッて歩いて来るとか、 延々と歩いて行くとか、あるでしょ。
でも、地平線から三歩くらいでやって来るってのが漫画映画でしょ。 アルファルファじいさんとか、僕は大好きなんだけど、
向こうからダーッと走って来る、ああいうのは漫画映画でなきゃ出来ないでしょ。
あれを実写でやれったって出来ない。 そういうアニメーションの属性を捨ててしまうのは、 本当にもったいないことだと思うんですよ。

ここらへんも持ち味で勝負しろ!みたいな感じで印象深いよね
上手な漫画家やアニメーターって違和感が出ない様に上手に嘘の構図や動きを突っ込んでくるんだよね
その構図じゃ絶対見えない耳や目、両目が見えてたり、パースや視線上の動きの緩急の差を逆にしたり、縮地したり、体が伸びたり
失敗するとこうなります

バーン!
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まあ、先生によればこの時は作業が推してて疲れてたのよバーンの濁点が一個足りなくなるくらいという話だったが