「結婚するって、本当ですか」1巻読んだわ
俺は自分の人生が本物の人生だと思ってない
語弊もあるがこの場合「本物」という表現を使わせてくれ
人とズレてて、「きっとみんなは本物の人生を送ってて、人と人の間にすっぽり収まる存在なんだ」って思ってる
だから人並みの幸福にすごく憧れる
女がほしい訳じゃないけど結婚とか、ファミレスの家族とかな
結婚したら「本物の人生クラブ」に入れるんじゃないかと思ってた
でも、人との関係性を素早く妥当に確立できない者にそんな未来はないんだ
毎度ネゴシエーションに失敗する通信機器にその先が無いようにな
その点、この主人公たちの立ち位置に強く共感した
またそこを明瞭化した作者の視点と描出に感心した
それがありえないような理由で「偽結婚」する
そしたら二人はなにか内面的に変わったか?人生に影響したか?
ほとんどしねえ
ズレた偽物の人生が並走してるだけだ
そこがキタわ
つらい
ただほんのわずか、共有しただけ
「かんちがいしちゃ、だめだ」
その一言でそれもリセットされてしまう
読んで楽しいマンガじゃない
けど俺は続きが是非読みたいな