昔書いたレビュー載せてみる。

面白いけど引っかかる所もある
2018年7月21日

他サイトで電子版を買いました。
タイトルの通りなのですが、面白いのだけど少し引っかかる。
不自然なことがチラホラと目に付きます。
思いつく限りで挙げてみます。

・内さんのアピール、それに気付かないもこっち
うっちーのもこっちへの執着がかなり漫画的になっている気がします。
そこまで執着するのならば、もこっちを好きになる決定的な出来事などの描写が欲しかったです。
そしてもこっちならば「こいつアブノーマル…!?ガチ○ズ!?」といった感じに洞察すると思うのですが、
そういった気付きが無く、俗に言う鈍感系主人公になってしまっているように思えます。

・田村ゆりのキャラ改変
これは本当に…。初期の普通の女の子な感じが今は見受けられない。
こうした方が面白いんじゃね、と陰キャラ属性を付与された感があります。
普通に驚いたり笑ったり喋ったり喧嘩の仲裁したりしていたと思うのですが…。
今巻からもこっちへの執着が度を越していきます。前巻までは絶妙な感じで素晴らしかったです。

もう一つ、あれだけの付き合いでもこっちが名前や名字を一度も呼んだことがない、
と言うのはさすがにおかしいと思いました。田村さんは何度も黒木さんと呼んでいるのに…

・もこっちがリア充を自認しない
これはもこっちが成長したから浮かれない様になったと理解できます。
でもちょっと現状の感想を抱いたり、自惚れたりしてくれると「ああ、もこっちだな」と思えて個人的に嬉しかったです。

自分が面白かった所としては、カフェである女の子が暴走する所です。
先程述べた事と矛盾してしまうのですが、ここは初期のもこっちを見ているようで痛々しくて面白かったです。
自分より親しそうな友達にマウントを取りに行くのが、これまでの「普通」に傷がつく感じで良かったです。