今週話

部下にオリオンに判断を迫られた小隊長だが、小隊長の決断は戦闘であった
それを聞いたキンとタマは乗り気になったが、交渉を試みるオリオンに止められる
だが、オリオンは突如上半身が痙攣しシリウスの人格が消えオリオンに戻りだし、挙動不審さに気味悪がる敵兵達
依然として乗り気のままのキンとタマであったが、またもやシリウスの人格が宿りオリオンは止め
自ら敗走するなら追い討ちは掛けぬが降り掛かる火の粉は振り払う奥羽軍の掟を完遂すべく再三退くよう勧告する
敵兵達は揃って嘲笑うが、小隊長だけは辛うじてオリオンの怖さを見抜いていた
しかし部下の手前退けぬ小隊長は再び降伏を勧告し、オリオンの挑発を最後と見るとついに一斉攻撃を命じた
瞬く間に麗華を除く全員がねじ伏せられ、キンとタマは反撃に出るがやはり苦戦を強いられる
一方、オリオンは無抵抗のまま4匹掛かりで捕らえられていたが、小隊長が持ち上げようとしてもビクともしない
シリウスの心の痛みを体感すべく敢えて無抵抗のオリオンは虐待は楽しいか?と囁くと
小隊長は、男は18782+18782=?にして女は手土産だと嘲笑い、小隊長のナメた態度にオリオンに怒りがこみ上げる
麗華は停戦させるべく身売りを申し出て放そうするが、敵兵の1匹に顔を殴り倒され
そこでオリオンはリキの血を継ぐ4代目だと暴露し、小隊長はそんな伝説があったと思い出す程度であったが
オリオンの左後脚に噛みついてた敵兵が所詮田舎のお山の大将の尾ひれの付いた作り話だと軽んじたため
これにはオリオンの堪忍袋の緒が切れ、(怒りの程は敢えてアングルがタマと麗華な時点でお察しください)
リキ曾祖父の生まれ変わりと評される所以を証明すべく、残ってた右後脚を使い一撃で脇腹を貫いた
己の軽口で相手の堪忍袋の緒を切らせた代償を自らの腸を切らせる事を以て支払う事態となったところで
総大将の器量の章 完

次章へ続く