脚本の人はほぼ名義貸しに近いんじゃね?
カムイのインタビュー見ると、どうみてもシナリオも設定もカムイが自分で考えてるような口振りだし


----『〜紋章を継ぐ者達へ〜』は、主人公・アロスと仲間たちの成長や、手に汗握る展開の連続、重厚な世界観などに引き込まれます。
すでに25巻に及ぶ大作となり、さらに前作とつながりがある部分も多いので、
どうやってストーリーを考えているのか興味があります。

藤原さん 物語を練る時は、“ロト紋”と“紋継ぐ”をジックリ読み返します。そうすると
「あ、コレ使える!」っていう要素が見つかるんです。また本シリーズは、ドラクエ「V」の世界観が元になっているので、
「V」の攻略本も手放せません。

----ゲームの攻略本を参考にしているとは意外でした。
とはいえ、行き詰まることもあるのでは?

藤原さんたまに行き詰まることもありますが、何気なくタバコで一服しているときにアイデアが浮かんでくるんです。
実は後付けも多くて…。“紋継ぐ”の“呪文が使えない世界”という設定は当初からのものですが、
“呪文を復活させるためには、ジパングから盗まれた三種の神器を取り戻す必要がある”という設定は、
後から考えました。

----いいアイデアが思いついた時は、テンションが上がったりしそうですね。

藤原さんところがそうでもないんです。アイデアは「あ、いらしてくださった」みたいな感じで、
「フッ」と降りてきます。その一方で、ノッているときはキャラクターが勝手に動いてくれることも。
もっとも激しく動いてくれるのは、アロスの仲間・ベゼルですね。描いているうちに、
キャラクターに引っ張られて予定外の方向に物語が動いてしまう場合もあります。