>>98
逐次投入をやってはならないというのは
大軍と正面から激突せねばならない場合においての話だろ
混乱して右も左もわからない新兵を単に各地で誘導して避難させるのに
いちいち正面から敵とがっぷり四つで戦う必要などない
現地の混乱を収めて統制を取るために早期に熟練兵を投入するわけだ。

そもそも救援がサッパリこないからこそ帝国軍は調子に乗って
全軍突撃してきたのであって
後詰めが早く現れ、さらに続々と向かってきているというだけで
警戒心を抱き、それ以上攻め込まないか、
的を全滅させなくとも、ある程度戦果を挙げた事に満足して早期撤退するようになる

卑近な例でたとえると、大人1人が9人の子供を引率して町を歩いていた。
そこへ隣町の大人10人と出くわした。

子供らが隣町の大人10人と戦ったがほとんど相手にならない。
誰も助けにこないので、やがて隣町の大人10人がなめきって全員襲い掛かってきた。
そして子供が8人ぐらい殺されたあたりで、ようやく救援の大人が10人やってきた…
これがヤンの選択した選択肢A。

対して本当にとるべきなのは、さっさと大人を救援に向かわせる事。
大人10人揃ってなくともとりあえず3人を早く行かせる。
到着したときに子供2人が死んでいても
到着した大人3人が核になって指示を出して子供7人の陣形を再編成させ
守りを固めながら規則正しく撤退させる。
合計大人4名のうち2名がしんがりを勤めて敵の盾になる。

その2人が倒されても残る大人7人がやってくれば、9人の大人と
生き残った8人の子供で敵を食い止められる。
おくまで仮定だが、早期的撤退を前提にしたこの選択肢Bなら犠牲者が4人ですむ。