よく考えてみよう、あのアナル戦は本当になんの意味も無かったのだろうか?
俺はそうじゃないと考える。

御存知の通りアナルって尻穴のことで、尻穴は汚いもの、つまり不浄のアイコンなわけだ。
そして尻穴と言えば糞だが、ここで七大悪魔筆頭格のベルゼブブを思い出してほしい。
ベルゼブブの別名は蠅の王というのが有名だが、もう一つ、糞山の王とも呼ばれているのは知っているだろうか?
俺はこの二つに無視できない類似点を感じるんだよ。
もしかしたら、まだ奪われてない最後のペイン、ベルゼブブのものを奪うときに、唯一の攻め手がアナル責めなんじゃないか?
そして七大悪魔をすべて従え、サタンも天使も全てを滅ぼして人類が初めて自らの力で生きるための礎を築こうというのが、ダークシュナイダーの目的であり、作者が描きたい壮大な人間讃歌の物語なのではないだろうか?
俺にはそう思えて仕方ない。