今回の話わりと不評みたいだけど、個人的には何度読んでも涙が出てくるのは卒業式回以来ってくらいお気に入り
俺は基本的に百合厨だし、適当に加藤さんがママってもこっちが鼻の下伸ばしてゆりネモがぐぬぬってれば満足しちゃうくらいチョロい
今回のが何故泣けるのか自分でもよく分からない。いとこみ尊いとか思ってるふしも確かにあるっちゃあるけど、それだけじゃない
伊藤さんもこみさんも、所謂普通の女子的なノリに迎合出来るような子じゃなくて、だからといって球技大会とかをキャピキャピ楽しく仲良くやる他の女子が悪いわけでも勿論無くて
ただ作中一くらいの勢いで表情筋の少ない伊藤さんだからこそ、読んでるこちらの解釈とか妄想とか想像とか溢れ出すわけで
なんで小宮山さんに惹かれたのかとかね。今の「こと」呼びになった経緯も知りたいとか色々思う
前も書いたけど、回想シーンの伊藤さんの「観るってプロ野球?」の次のこみさんの横顔のコマが本当に凄い
俺の脳内で、『サァァ…』て一陣の風が吹いたし、伊藤さんは(…やっぱり綺麗な顔してるな)とか思ってたし。こみさんが、読んでる本の世界に入りつつも隣のクラスメイトの問いかけも認識してたのはビックリした
そんで最後のコマの伊藤さんの、モノローグと実セリフと表情が一体となった破壊力よ…
これでオチが無いとか言ってる人は、もうわたモテに限らずどんな作品に対しても自身の乏しい感性を棚に上げてる事にすら気づけないんだろうなって、少し同情するよ
(俺も初見時は「あれ?終わり?」てページ戻って確認した事は伏せつつ)