「きぬさんへの手紙」は、とても便利だ。

作者は、とても都合のいいテクニックを使っている。
それは「問題解決の途中経過」を、一気に省略出来るから。

「きぬさん、道中の途中にエゲレスの軍隊が上陸してきました」
「そりゃあもう、大騒ぎになりました」
「でもご心配なく。ちゃんと解決しました」
「解決の経緯は、手紙に書くのでは長すぎるので省略します」

「きぬさん、松島湾に巨大な黒船が出現しました」
「聞けば、昭和の時代からタイムスリップした戦艦ヤマトだそうです」
「そりゃあもう、大騒ぎになりました」
「でもご心配なく。ちゃんと解決しました」
「解決の経緯は、手紙に書くのでは長すぎるので省略します」

「きぬさん、空から巨大な黒船が降りてきました」
「聞けば、M893星雲から来た宇宙人だそうです」
「そりゃあもう、大騒ぎになりました」
(以下、同文)

突拍子も無いネタを、いくらでも量産可能。
そしてそれを「省略します」の一言で解決。

あさだ先生、次のネタはなんですか?