最近改めて稼業を読み直すと工藤vs梶原戦の完成度の高さに感嘆する
不死身+掴めば勝利する怪力という扱いに困りそうな存在の工藤を絡めてを得意とする梶原と戦わせることで
2回戦以降の戦力を削りつつ、読者に納得のいく形で決着を付けている
特に屍のボツリヌス菌の大当たり云々のくだりはリアル路線の格闘描写に違和感無くSF要素を練り込んでいて
リアルと荒唐無稽な漫画要素がミックスされた名場面だと思った
個人的に金隆山vs川口みたいな小細工無しの力対力の対決も見応え合って好きなんだけど、
こういうに読者に推理の余地を与える試合展開こそ喧嘩稼業の真骨頂だと思うわ