むしろ若い頃のほうが傲慢さがある
何でも知ってると思い上がった節があり、物事に対して断定的だった
(当時の日本人の知識レベルからすれば飛びぬけていたのでそれも仕方がないことだが)

今は国内にもまだまだ自分の知らない郷土料理があることを知って、謙虚な姿勢で取り組んでいると思うよ

もし未だにバブル時代のノリでフランス料理がどうたらこうたら言ってたら、俺はカーリー先生も過去の人だと思っていただろう
繰り返すが、海外の食文化を日本に紹介するという歴史的役目は終わったんだよ
日本料理についてもやりつくしたしね
世間的に言っても今は地方の文化に注目する時代だし、味巡りへと舵を切ったカーリー先生はほんとに先見の明があったと思う
今も昔も先生は天才だよ・・・