わたしの名前、内って言うんだけど、この名前のせいで子供のときから
「うんちだ!うんちだ!」って言っていじめられ続けたの
体つきも貧相だったから小・中学校ともロクな想い出もない。
高校に入学してから少しでもうんちから逃れてやろうと思ってトイレに入らなかった。
ここでもやっぱり「うんちだ!うんちだ!」ってからかわれたけど、気にせず一生懸命ガマンした。
丸一年が経った頃にはわたしの腸内は見違えるほどたくましくなった。
いつの間にかわたしのことをからかう子はいなくなっていた。
そんなある日、学校の帰りに中学のときの同級生とばったり出会った。
忘れもしない、三年間わたしをいじめ続けた奴だ。こっちを見てにやにや笑っている。
わたしは無視することにして、そいつの脇を通り抜けようとした。そのとき
「うんちだ、うんちがいるぞー」そいつが小声で囁いた。
わたしの肛門がブチ切れた。もう昔のわたしじゃない。そいつの胸倉を掴んで近くの公衆トイレへ。


そいつも最初は顔を真っ赤にして抵抗したけど、わたしが漏らしたことに気付くと真っ青になっていった。
顔に一発、うんちを食らわすと簡単に倒れこんだ。一年間溜め続けたうんちだ。
わたしは髪の毛を掴んで、そいつの顔の上にまたがった。
「二度とうんちだって言うな!」
「悪かったわ!許して!」そいつは泣き叫んだが、わたしは許さなかった。
わたしのうんち、一発、一発が過去への復讐となった。
どれぐらい続いただろう、相手が失神しそうになるのを見ていよいよ仕上げに入る。
残りの全精力を費やして気張りまくり、フィニッシュはそいつの顔面にぶっかけた。いっぱい出た。
「二度とうんちだって言うな」
おしりを拭きながら最後にもう一度そう繰り返して、わたしは立ち去った。
心も体もすっきりした。
スカトロジストで本当に良かった。