さて昨日のコミティアでまんが学術文庫に関して色々聞いてきた。
どうもこの仕事は俺が考えていた以上に犬先生にとって有利な契約で、これで原稿が描けないとなったら
今後漫画家を続けるのは無理なんじゃないかというレベルまでお膳立てされている状態だった。

・まんが学術文庫の編集長は週刊少年マガジンで数々の野球漫画をヒットさせてきた編集者。
 (名門!第三野球部、Dreams等)
 野球漫画以外はからっきしだったらしく、そっちの代表作が「WARASHI(寺沢大介)」ということで察してくれ、
 とダチから言われたw
・第三野球部担当ということからわかる通りもう定年間近で、まんが学術文庫の編集長が最後のご奉公。
・まんが学術文庫は「資本論」が大ヒットしたそうで、初めて野球漫画以外で売れたとのことw
 ちなみに資本論の作者は元々別冊ゴラクで「罪と罰」を描いていた人だそうで、編集長がヘッドハンティングして
 資本論を依頼したとのこと。罪と罰もまんが学術文庫で発刊してそちらも売れたとのこと。
・じゃあ全てその漫画家に任せれば良いんじゃないか?とは思ったが、人には向き不向きがあるとのことで
 犬先生にはショーペンハウアーの著作のコミカライズを依頼したとのこと。
 締切期限は無期限、ただし前述の通り編集長が定年間近なので編集長が交代したらどうなるか不明。
 (いちおう「うああ哲学辞典」を事前に読み込んだり犬先生と面談して決めたそうだけど、俺は不安だw)

締切が無期限でも月6頁の原稿料でどうやって生活できんの?と聞いてみたところ、どうやら月々生活できる程度には
電子書籍版の売上があるそうな。
いったい誰がそんなもん買ってんだ?とは思うがtwitterで犬先生がやたらと強気で方々にケンカを売りに行けるのも
このベーシックインカムwが有るからだと思われ。
(プリウスを買い替えられるほどの売上は無さそうだけど)

こんなに良い条件の仕事は今後二度と来ない(というかこれで犬先生からキャンセルしたら誰も原稿依頼できない)
くらいの仕事だけど、twitterを見てると犬先生にそういう自覚が一切感じられないのがなぁw