>>249
手慣れたベテラン作家ならそういう展開にする。
でも、だるま先生はあえて王道を避けたんじゃないかな。
本心ではダークヒロインになりたくないけど無理をして頑張っていた累を幾さんが善意によって突き落とす展開、
天さんの家に訪ねてきた幾さんを野菊が容赦なく批判を浴びせ拒絶する場面は新鮮で画期的だった。
さんざん穢され汚され絶望してきた人間には純真で真っ白な人間のポジティブさがどれほどうとましいか。
累が伝えきれなかった悲しみ・くやしさを、あろうことか野菊が見事に代弁する場面はスカッとした。