中でもイエス直系の教えを受けているのは「エルサレム教団」。彼らは忽然と消え、やがて日本に辿り着いた。秦氏である。
秦氏こそカッバーラの奥義を抱いた人々。秦氏が完成させた神道の中にカッバーラが存在する。日本の伝統の中に
カッバーラの奥義が息づいているのだ。それが裏陰陽道にして裏神道の根幹を成す「漢波羅(カンバラ)」の呪術、「迦波羅」
である。まず「セーマン」。表の陰陽道(代表的には安倍晴明)は「五芒星」(五車星の事か?)を切るが、裏の迦波羅(代表
的には蘆屋道満)は「六芒星」(六聖拳)を切る。次に「ドーマン」。表の陰陽道では「九字」(「囲」に似ている)だが、裏の迦波
羅では「十字(十字架)」だ。空海の高野山でも、最高機密儀式においては「十字」を切る。これは真言密教の根底にも迦波羅
が存在する事を意味している。
●「聖帝十字陵はどうやって建設されたのか?」については、十字陵はよく見ると割と小さい石板の組み合わせで出来て
おり、子供達が引いてきた巨石を切断加工して一枚一枚積み上げていったのだろう。 旋盤は電気が要るし、切断役は南斗
聖拳のリゾがやっていたのかも知れない。聖帝十字陵は「階段ピラミッド」。古代エジプトで階段ピラミッドは、王の死後「北の
星空(永遠の命の象徴)」に登っていく為のもの。古代エジプトでは北天(北の星々)は特別視されていた。逆に南の星から
は暦と時間が生まれた。7月下旬シリウスが地平線に現れるのがエジプトの雨期の始まりのサイン。紀元前50年頃作られた
「クレオパトラの天体図」ではシリウスの下の絵は「暦の始まり」である。1年365日と割り出した最初と言われている。南の星
は地平線から現れる。「10日×36の神々」で360日を表わし、残りの5日は祭礼の日と定められていた。古代エジプト文明
の知恵の結晶なのである。シリウス(天狼星)はやはり南斗なのだ。シリウスはまた時間の基準にもなった。水時計を使って
時間を把握していたエジプト人は昼12、夜12の1日24時間と定めた。世界基準の最初である。