7月号、明日届くよん♪(^0^)/

●「闘気の結界」は、宗武が「不動明王」、拳志郎が「女人像(聖母像)」である。この事は宗武が男児に恵まれ、拳志郎が 
女児に恵まれる事と合致する。ケンとヒョウの結界が「闘神のオーラ」なのは、祖父である張太炎の血を受け継いだから
なんだろう(この闘神に該当する具体的な仏名は不明)。同様に、カイオウの結界が女人像っぽいのは祖父である拳志郎の
血が色濃く出たのだと思う。だが、真言宗の総本山である「東寺(教王護国寺)」の講堂中央の三輪身は、自性輪身(如来)が
大日如来、教令輪身(明王)が不動明王で、正法輪身(菩薩)は金剛波羅蜜菩薩なのである。如来は天帝(皇帝、天皇)を
表わす。菩薩に関しては諸説ある様だが。またケンは「闘神インドラの化身」と言っているが、インドラだと「帝釈天」になる。
それと拳志郎の異名は「閻王(閻魔大王)」だが、これは「焔摩天」だ。これらはどちらも「十二天」の一角であり、かなり格が
落ちてしまうので、ケン自身や拳志郎の周囲が勝手にそう思ってるだけなんだろう。拳志郎の結界は、「孔雀明王(憤怒相の
明王の中で唯一菩薩の顔をした明王)」か「摩利支天(陽炎を神格化したもので、武士の信仰を集めた)」かとも思ったが、
実際は「女人像」は「妙見菩薩」の様だ。妙見菩薩は北の星宿を神格化したもので、これも武士の信仰を集めた。「拳志郎の
母」にして「宗武の叔母」の劉月英は「観音菩薩の聖観音の生き写し」だが、これも実際は妙見菩薩なのだろう。こうなると、
南斗宗家伝承者の結界は「八幡神(八幡大菩薩)」、未来を託されるリュウの結界は「弥勒菩薩」である可能性が高い。元斗
宗家伝承者は何だろうか?また北斗サーガでは、洛陽の白馬寺にオウカの魂を弔う為の女人像が建立された設定になって
いるが、寧波の泰聖院は劉家拳の菩提寺なのでここの御本尊も女人像という設定。また霞家の寺は真言宗だが、ここの御
本尊は観音菩薩の聖観音という設定だ。鉄心が月英を想う余り御本尊に据え替えたか、或いは只の偶然かのどちらかだと
思われる。