>>838
ブスだけど愛されたのは空蝉
「ルックスはとても見栄えがしないが、たしなみある振る舞いに隠されて、残念なところはなかった(中略)気立てが穏やかで、憎らしいくらいしっかりした人だったので、私の負けで終わってしまったな」
(「いと悪かろし容貌ざまなれど、もてなしに隠されて、口惜しうはあらざりきかし(中略)心ばせのなだらかに、ねたげなりしを、負けて止みにしかな」)

……原典の話だけだと何なので、『源君』に関連する(?)余談を一つ
空蝉には、光源氏が病気だと聞いて心配するが会いに行けないので嘆くエピソードがある
瀬見さんは、光海がモブ女に囲まれてても手出しできなかった(そして中将さんにかっさらわれた)わけだが、このエピソードを下敷きにしているのかも知れない