バレ氏いなくなったのか。通りで盛り上がってないわけだ
じゃあ僭越ながら私がバレやりましょうかね

前回、当麻に事情を話す事を断られた事にキレた藤塚が顔芸かましながら
「黙ってついてこい。テメェに拒否権ねーから」
と、当麻に詰め寄るも、
「真剣に考えた結果、馬鹿やって色んな失敗をして人を傷つけて、その度に藤塚に庇われてきたが自分自身も庇われる事を望んでいるところがあったのに気付いたから」
と当麻は事情を話す事を拒否
藤塚は
「情緒不安定なのはそれが原因か?自分は気にしてないし…」
と言って今までと変わらず自分に頼って貰おうとするも、
「俺が気にしなきゃいけない。気付いたんだ。このままじゃダメだって。だから少し、自分で頑張らせてくれ」
と藤塚にお願いをする
そして、言いたくないなら仕方ないと不本意そうに納得した藤塚に対して
「言いたくないわけじゃない。もし色々やってダメだったらその時は話すから、『頑張ったね』と慰めて欲しい」
と言う
それを聞いた藤塚は「分かった」と言って納得し、その場を立ち去り当麻と別れるも、頼りにされなかった事を寂しく思うような表情のまま
「複雑だ」
と独り言を言う
また、その場に残った当麻も同じように少し寂しげな表情のまましばらく立ち尽くすも、「そろそろ帰るか」と歩きだそうとする
すると、上半身だけジャージに着替えた葛西と近藤が校門から出てきて鉢合わせになる
「ゲッ」と言い嫌悪感丸出しな態度で立ち去ろうとする葛西達を一瞬そのまま見送りかけるも、前に近藤に言われた、
「このままなぁなぁにするつもり?」
という言葉を思い出し、勢いで慌てて呼び止めてしまう。
『思いつくのは二つ。啓心ともう一度話す事。今更、自己満足だしそれは自分も分かっているが、もう一つ必要な事はこいつへの謝罪』
と内心で独白し、色々起きて半ばヤケクソ気味だが、今なら言えると、冷めた表情で見下ろす葛西に深く頭を下げて
「スマン」
と一言謝罪する

次回は『三つの条件』

今回、藤塚と当麻が話してたり、話し終わって別れるシーンがやたらキラキラ画風で更に大きいコマで強調しながら描かれてるので、奴らのラブコメ見たくない人達には拷問回だと思います