バレ 269話(2巻-4話目or5話目)「路上」

カイジ「待って!」「分かる!分かるよ!24億勝ったなんて話、突拍子もない話だから信じないのも分かる!」
無視して門の内側にいるチロを抱き寄せようとする坂崎「おお‥チロ、チロ」
カイジ「おっちゃん!来てっ!」「論より証拠!金を持ってきてる証拠見せるから来て!」
坂崎「あ?」「いやいや、変なこと言うギャン中ですネー」「でもそこまで言うなら、チロ‥あとでな‥‥」クンクン言ってるチロを置いて門を出る坂崎
カイジ「百聞は一見にしかず‥‥だよ!おっちゃん!」
坂崎「はん!ニートが何を夢みたいな‥」
カイジ「見て!」「あの軽トラのブルーシートで覆った荷台に24億!」停まっている軽トラを指差すカイジ。カイジと坂崎に気づきお辞儀をするチャンマリ。ボロ軽トラと小汚いチャンマリを認めて不穏な顔をする坂崎
坂崎「あの貧乏くさい2人は?」
カイジ「え?あ、ああ!」「あれは今回一緒にギャンブルを闘った仲間っていうか同士っていうか」「あ‥、ああっ‥!だからその、24億といっても実は、あの2人に6億ずつ12億分け前を渡すんで、実際のオレの取り分は24億でなく12億‥‥半分‥ってことになるけど」
坂崎「同じやろ!」「12も24も同じやろ!」
カイジ「あ、ああ‥そりゃあまあ‥」「オレからすれば12も24も身分不相応っていうか、ある意味同じ」「実際、使いみちも分かんね〜〜!」
坂崎「そういう意味でなく」「カイジくん、何がしたい?」「何を企んでる?」
カイジ「はあ?」
坂崎「は?じゃないっての!」「あんな軽トラまで仕込んで、空想・妄想、夢みたいなホラ話」「わしをどこへ連れてこうとしてる?」
カイジ「いやいや、連れてかないどこへも!」
坂崎「嘘つけ!」「犯罪の臭いしかせんわ!」
カイジ「いやいやいや、違うって!おっちゃん!」
坂崎「ふん!」