【小百合くん】
G話
>>181の続き
小百合は同じ女子の中心的存在でもある杏奈に目をつけた。そしてある日曜日、小百合は杏奈と遊ぶ約束をした。そして約束の時間」に杏奈は待ち合わせ場所にやってきた。杏奈は中学三年生の割にはオシャレを頑張っていたが、どこかまだ垢抜けない。
一方小百合は見るからに杏奈とは違いキレイだった。この日のために小百合は新しい服やアクセサリーを買えそろえており、美容室で髪や化粧も整え、いつにも増してオシャレに着飾っていた。
小百合との違いを見て落ち込む杏奈。それを見て内心笑う小百合。そもそも小百合と杏奈では資本力が違うのだ。
小百合は杏奈を連れて街へ歩き出した。しばらく街で遊んだあと、小百合は杏奈をあるオシャレなレストランへランチに誘った。
杏奈はびっくりしている。自分には高すぎるだろうと思ったのだろう。しかし小百合がおごるというので、ドキドキしながら店に入った。
少し緊張していたが杏奈は正直嬉しかった。こんなオシャレなお店でランチが出来るなんて。大人になった気分だ。
デザートを食べながら小百合とおしゃべりをしていると、突然一人の男が小百合にしゃべりかけてきた。
小百合と男は知り合いで、男は芸能プロダクションの人間だという。小百合と男は親しげに話していた。小百合は男に杏奈を紹介し、杏奈は外見を誉められた。 男とはもちろん近藤のことである。近藤は「会計は俺が払っておくよ」といって去っていった。
その後はしばらく街をぶらついたり、小百合が買い物をしたりしてその日は解散した。
翌日の学校で小百合と杏奈は昨日ことを楽しく話していた。すると小百合が近藤から杏奈にプレゼントと、CHANELのネックレスを渡した。
杏奈はびっくりしていたが喜んで受けとった。そして近藤が杏奈のことを気にいっていることを伝え、後日三人で会うことになった。
そこからはもう簡単だった。
【続く】