【小百合くん】
F話
>>180の続き
近藤から提案された話を了解し、さっそく小百合は行動することにした。
そして気づけば小百合はもう中学3年生になっていた。もう一年近くも学校に行かず不登校の状態だったが、そもそも小百合の頭には学校のことは全くなかったのだ。しかし小百合は一旦中学校に戻ることを決めていた。

久しぶりの登校。小百合は遅刻ギリギリで教室にやってきた。突然やってきた小百合に戸惑うクラスメート。というよりクラスメートは小百合が誰だかもわかっていないも様子。 それもそのはす。小百合はこの一年あまりで垢抜けておりかなりキレイになっていたからだ。
最初は小百合自身も気まずかったが時間が経つのをまつことにした。そして一週間一ヶ月と過ごしていくうちに、次第にクラスメートとも慣れ始め違和感もなくなっていった。
最初は人間関係を作っていくのは苦労すると思っていたが、思ったよりも簡単だった。この一年間でかなりキレイになり様々な経験をした小百合にとっては中学生との人間関係は軽く感じ、ヒエラルキーも高くなっていったのだ。
かつていじめられていたことが嘘のように小百合は女子の中心的存在になっていった。
休日には友達と遊んだりと、誰がどう見ても立派なリア充に見える。もうこのまま生活すれば小百合は普通の中学生に戻れたかもしれない。しかし小百合の望みは違ったのだ。
ここまで小百合の計画通りだった。そして小百合は次の段階に入ることにする。目をつけたのは同じ女子の中心的存在でもある杏奈である。
【続く】