「ショコラ」を購入した。

購入の動機は、勿論、岸虎次郎の作品を読む・集めることが目的。
(「岸虎次郎の作品を読む・集めることが目的」←一迅社の営業さんへ。ここのところ宜しく)

収録ストーリーは全15作品=(カラー)岸虎次郎+(モノクロ)14作品
「社会人の世界」と言うことで、殆どのテーマが「OL同士の百合」。
岸虎次郎もOL二人を描いている。

岸虎次郎「よるのふたり」
僅か4頁で、手際よく二人の関係(同棲している)を説明する手腕は流石である。
画力も、収録15作品中群を抜く秀逸で、別枠待遇(巻頭カラー)にするのも当然と言える。

他の気になった作品は、
@コダマナオコ「リリハラ!」
 高校時代の弱い立場→社会人になって逆転した→と思いきや、やはり弱い立場。
 オチがちゃんと利いているのが宜しい。
A樺山「10年と恋」
 高校の時から先生をずっと想い続ける→10年後に偶然再会し、今度こそ本気の告白。
 よくある単純ネタだが、俺はこう言った簡単な話が好きだ。
 残念ながら、絵がマズい。
 正面顔の描写が15〜16回あるが「目の間隔が広」くて「牛」の様に見える。