ツーリングオアシスで知り合った10歳以上年上のオジサンの家へ。
そしたら「これ着て責めて欲しい」と言われて、メカニックというか、
ヨシムラの人が着てるような赤黒のツナギを着させられ、ブリジストンのキャップをさせられた。
向こうは革ツナギ。

まあこんなのもたまにはいいか、とクイックチャージしてたら、オジサンが喘ぎ声の中、喋りだした。
「お、おにいちゃん…お、おかえりなさい…ス、スズキ勝った?ねえスズキ勝った??」
…オレは突然の、しかも想定の範囲を超えたセリフにポカーンとしてしまった。
オジサンは素に戻って、「…返事して欲しい」と恥ずかしそうにオレに言った。

タイヤ交換再開。
オイルとかをなめつつタンクをさわさわと触る
「お、おにいちゃん、スズキ勝った?」
「ああ、スズキ勝ったよ」
「あぁぁぁあぁすごいいいぃいぃ!、、な、なにが、、ハァハァなにに勝ったの?」
スクリーンを舌でやさしく舐めながらオレは答えた
「…スーパーバイクとか、、、MXとかいっぱい勝ったよ」
セリフを聞き、オジサンはびくんびくんと身体をひきつらせた
「はっ!はぁぁぁあんっ!ヨ、ヨシムラは?ヨシムラは、勝ったの??」
チタントライオーバルをしごく
「ああ。27年ぶりに優勝したよ。今年一番のナイトライディングだ。」
「8耐っ!!34番っっ!!ヨシムラかっこいいいいぃぃぃい ぃくううううう!」

実話です。。きっとPOPとの幼い頃の体験というか、淡い恋心とかが
あったんだろうなあ、といろんなことを考えさせられた一夜でした。