>>675
違う違う
その砲兵重視なソ連軍編制は、人命重視のためではなく、ソビエト伝統の梯団攻撃ドクトリンのためだ
師団だろうが、旅団だろうが、連隊や大隊だろうが、後方を遮断されようが、どんな規模の戦闘単位でも独立して作戦行動を取ることができるように、それぞれの部隊に戦車と砲兵が配属された
身体のどこをブッタ切っても動き続ける、プラナリアみたいなもんだ
おかげでソ連軍は、作戦テンポを大幅に高速化させることができた
1950年代に入ると、核兵器という概念が導入されるが、核戦争との相性が非常に良かったので、このドクトリンはますます熟成された
起源は、日露戦争やWW1にまで遡るらしいが、その時代のことを俺は知らん

そして聞いて驚け
実は米軍の野戦教範を読むと、このソ連軍の梯団攻撃に対する有効な手立ては、1982年まで無かったみたいなんだな
やっと米軍がソ連軍への有効打を見つけたというのに、しかし直後1991年にソ連は崩壊。そして今に至る

ロシアは昔から人命軽視だが、変なところで軍事的な合理性に基づいてるから困る
戦闘機や有人宇宙機、ヘリ、原潜などといった高価値な人材を乗せる乗り物は、割と人命重視な設計だと聞くが、それくらいかね

…ってこんな夜中に漫画スレで何スレ違いの話を書いてんだ俺は