長谷川裕一がネームを描いて高屋の絵を模写できる人が作画すれば話を終わらせることが出来ると
書いた者だけど、致命的なミスに気がついた。
長谷川漫画のテンポのよさは、熱血長谷川主人公あってこそ。
ガイバーでは異常なヘタレが主人公だから、能動的に話を進めようがない。
かといって晶を覚醒させて主人公らしくさせるイベントが思いつかない。

晶はただのヘタレじゃない。本当に異常としか言いようがないヘタレだ。
親をクロノスによって怪物に変えられ、殺しあって自らの手にかけても人格が変わらないのだ。
普通なら人格が崩壊して発狂するか、復讐の鬼になる。
だが、晶はどちらにもならなかった。
相も変わらずヘタレのままだ。
ここまで来ると立派というか、鋼鉄のヘタレ、いや超合金製のヘタレというべきレベルだ。
これでは「日本一のフロシキたたみ職人」の長谷川裕一でも難しいだろう。