>>670
うーん、これこうのさんが賢治の作品の中でいちばん好きだという話だぞ。
その「萌えポイント」だけで説明がつくかねえ?

そもそも『税務署長〜』の醸造技術話は、本筋にしっかり関係している。
原始的でコソコソした密造じゃなくて、近代技術で大規模にやらかしていることの
うまい説明になっているわけで。
それに科学用語を多用するのは賢治作品全体の傾向で、これに限った話じゃない。

じゃあこの作品の特徴は何かというと、荒唐無稽な躍動感じゃないかなと
自分は思うんだよ。その辺は『古事記』にも通じるような。まあ思いつきだけど。