『ぼおるぺん古事記』やっと読んだ。
作者の趣味に走った退屈な作品だと予想してたのに(だから手を出すのが遅れた)
実際読んでみたらとんでもない傑作だった。

とにかくこの絵はすごいわ。美麗なのは予想してたけど、バトルシーンとか
大迫力なんで、古事記の原文なのにすごくワクワクしながら読める。
お前らなんで今までもっとちゃんと薦めてくれなかったんだよ!(逆ギレ)

あと、こうの史代はコマ割りがうまいってよく言われているけれど、
自分は今までわからなくて、それを今回この作品と、コマ割りのほとんどない
『荒神絵巻』を比べてやっと理解した。
つうか「つちみかどさま」って本来、この作品のヤマタノオロチみたいに
なるはずだったんだな。コマ割りがないだけであんなに迫力がなくなるとは。