Q. バック・トゥ・ザ・フューチャーが完璧ではない理由は何か?

すごくまとまってる作品だし、僕の一番好きな映画ではあるけど、色々と足りない部分もある。
例えばスケールだよね。
色んなドタバタがあるけど、結局はアメリカの小さな町での出来事に過ぎないわけじゃない?
宇宙を舞台にした物語があったとしたら、多分、そっちの方がスケールが大きいと思う。
バック・トゥ・ザ・フューチャーを見て「スケールがでかい!」とはならない。
この時点で感動の“ロス”が生まれてるよね。
スケールが小さいというのはほめ言葉ではないし、むしろ貶すような言葉だ。
逆にスケールが大きいというのはほめ言葉だ。
ほめ言葉には色々ある、バリエーション多彩だとかボリューム豊富だとかね。
それらのほめ言葉を沢山集める事で、よりレベルの高いエンターテイメントが創造されるわけだ。
足が速く、パスが上手く、ドリブルが上手く、シュートが上手く、運動量があって、かつ守備も上手い…
そんなサッカー選手が居たら、そいつは世界最高のサッカー選手候補だろう?
完璧というのは、思いつく限りのほめ言葉を全て内包しているものなんだ。
シンプルな考え方をすれば、成功するためには、色々なほめ言葉を満たすものを作れば良いという事になる。

Q. あなたの漫画を他の物に例えると、何が近い?

ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートとユニバーサル・オーランド・リゾートが混ざったものかな。
それが一番しっくり来るんじゃないだろうか。
丸く柔らかく温かく、ファンタジー性に溢れていて、ド派手なアクション、スケールの大きな舞台…多種多様なキャラクター達…
まさに史上最高にして世界一だ。

Q. あなたの漫画を音楽アーティストに例えると?

マイケル・ジャクソンかな。
僕は彼にずっと憧れているし、彼にずっと魅了され続けている。
マイケル・ジャクソンは僕の基盤の1つになってると言っていい。
彼の「Billie Jean」と「Heal The World」は僕のテンションとモチベーションをすごく上げてくれる。
僕とマイケルの共通点は、派手さ・華やかさで惹きつけるという所は当然として
オリジナルなスペシャル技を持っているという所だ。
近い将来、それを見せる時が来るだろう。
その技はマイケルのムーンウォークがそうであるように、僕のトレードマークになるだろう。